こどもは先生!カナダで保育士、出産、子育て!

カナダ永住権と移住、カナダで保育士、カナダと日本の保育の話をシェアします!

保育園の違い-第1弾-

日本で保育の短大に行き、日本で保育士として経験を重ねた私が率直に感じたカナダの保育園と日本の保育園の違い。

もちろん、日本もカナダも全ての園をみたわけではないので、もちろん場所によって、そして人によって見えてくるものが違うと思うので、出来るだけ客観的にわかりやすく、話せたらと思います。

 

 

カナダ:自立心を育てることが第一。何がしたい?自分の意見を教えて。

日本:協調性が第一。みんなで鬼ごっこをしよう。みんなでやったら楽しいよ。

 

 

カナダ:やりたいことにはYes, please、やりたくないことには No, thank youをはっきり言いましょう。

日本:やりたくないの?やったらこんなことができるようになるよ?かっこよくなれるよ。

 

 

カナダ:食べたくないなら食べなくていい。もう要らないの?No problem!

食の嗜好が幅広い(ベジタリアン、ビーガン、グルテンフリー、デイリーフリー、ピーナッツフリー、シュガーフリー等)園も対応可能!

日本:アレルギー以外、食の対応はほぼ難しい。と言うか不可能。色々食べて栄養をとろう。対応が必要な場合はドクターに一筆書いてもらってくださーい。


カナダ:結構な割合で、こどもたち、ピアスあいてます。私も娘を産んだ時、ママ友に「ピアス開ける?」と聞かれました。子どもたちもお気に入りのピアスをつけて登園してきます。

日本:子どもにピアス?えぇー虐待じゃないの?ピアス着用は事故にもつながるので、別の方法をとってください。
(海外からきたハーフのお子さん、刺繍糸をピアスの穴に通して登園してきてました)

 

カナダ:午前中のみ、もしくは午後のみ、半日の利用。
日本:就労時間証明書を職場に書いてきてもらってくださいー。その就労時間+通勤時間内は保育可能ですー。

 


カナダ:保育料めちゃくちゃ高い。知り合いの子どもは午前のみ、週5で月15万円かかってました。(園によっては政府からの補助金あり)

日本:保育料無料です。


カナダ:お仕事?してなくてもいいですよー!週1から受け入れてますー
日本:就労、もしくは特別な事情はない限り、保育園は通えませんー

 

 

カナダ:「お話聞けないんですよねぇ」「椅子に座っていられないんですよねぇ、他の園に言っていただけますか?もううちでは保育できません」

日本:そんなにストレートに言いません。保護者にどう伝えていくか、時間をかけて考えて、少しずつ優しく伝えていきます。

 


カナダ:保育士、基本時給制です。力量によって時給も違います。

日本:月給ですよね、ほとんどが。


カナダ:運動会?発表会?保護者会?ありません。クリスマスは盛大にお祝いしましょうー!プレゼントも受け付けますー!なので残業もありません。残業?時給頂きます。
日本:運動会、発表会、保護者会、給食参観、体育参観、保護者出席の行事たくさん!こどもの日、七夕、ハロウィン、クリスマス、お正月、節分…月のイベントも欠かせません。めちゃくちゃ残業あります。

 

 

ざっと書きましたが、こんな感じです。

他にも勤務体制、園での過ごし方、おやつ、細かく言うともっとあるので、

また第二弾で書こうと思います!

カナダの保育士資格の取得まで2

こんにちは、Ayumiです。

 

前回のブログではカナダ、BC州の保育士資格申請方法についてお話させて頂きました。

 

hoikuincanada.hatenablog.com

 

自分で申請してみようかな、と言う方向けに今回は情報をシェアさせて頂きます。

必要な書類、申請方法のリンクも貼りつけておきますね。 

 

https://www2.gov.bc.ca/gov/content/education-training/early-learning/teach/training-and-professional-development/become-an-early-childhood-educator/apply-for-ece-ecea-certificate

 

①まず必要な申請書がpdfで載っています。

 

ちなみに私、「pdf」なんて言われてもわからない程、本当にこういうパソコンの作業はいまだに苦手です。つまりは申請書がウェブサイトに貼ってあるので、それをダウンロード、印刷をして記入すればいいのです。

 

ちなみに申請書は3種類ございます。

1:単純に申請書

2:日本で受けた保育の教育を証明する書類

3:日本で受けた保育実習の記録をする書類

 

次に自分が用意しなくてはいけない書類

4:保育の勉強をした学校の卒業証明書(英文)

5:保育の勉強をした学校の成績証明書(英文)

6:保育の勉強をした学校で受けた授業の説明書(シラバスと言うそうです)

7:推薦状(英文)

 

書類だけ聞くの簡単な気がしませんか?

 

ここからはちょっとめんどくさかった、いや、けっこう面倒だったことお話します。

 

まず自分で記入をして用意する書類は①の申請書のみです。

そのほかの書類は自分以外の人に記入をお願いするものになります。

 

面倒くさい!というか手間!

自分が決めたこと。覚悟はしていた!

でも他人を巻き込むとなるとまた労力がかかる!

 

というのは本音です。でもやるしかありません。進みます!

 

 

2:日本で受けた保育の教育を証明する書類

3:日本で受けた保育実習の記録をする書類

4:保育の勉強をした学校の卒業証明書(英文)

5:保育の勉強をした学校の成績証明書(英文)

6:保育の勉強をした学校で受けた授業の説明書(シラバス

 

これら2~6までの書類は自分が卒業した保育学校に記入をお願いする書類です。

なぜこれらが必要なのか。

 

「カナダで保育の教育を受けなくても、もうすでに必要な授業は受けています、日本で!」

 

と言うことを証明する事で、

 

「あなたは十分な保育の勉強をしてきていますね。ではカナダの保育士資格も発行させて頂きます!」

 

という審査に必要な書類たちなのです。

 

そう、審査にかけられます。

 

もし十分な学習をしていないと見なされれば、ECE資格の取得は不可能、もしくはECEアシスタントの資格が発行され、不足分の授業をこちらで受ける必要がでてきます。英語で。

 

日本人が受けてる保育の授業はほとんどがBC州の保育学校に相当しているそうで、アシスタント資格、もしくは審査に落ちる事は稀なそうです。審査するオフィサーによるようです。

 

書類の話に戻ります!

 

2:日本で受けた保育の教育を証明する書類

3:日本で受けた保育実習の記録をする書類

 

これらについては、内容さえわかれば記入ができるものなので、英語が得意なお友だち、もしくは翻訳会社を通して翻訳してもらい、翻訳した内容を学校にお伝えすれば記入できるかと思います。

ほとんどがチェック式なので、例えば

「□ 幼児心理学について授業で話し合い、学んだ」と言う項目があり、それに関連する授業を受けていれば、□の欄にチェックマークを付ける、といった書類です。

実習先の保育園や幼稚園名を記入する欄もありますので、学校の事務の方にお伝えしておくと、スムーズだと思います。

 

4:保育の勉強をした学校の卒業証明書(英文)

5:保育の勉強をした学校の成績証明書(英文)

 

これらの証明書は発行してもらって封筒に入れて頂きます。

念のため、別々の封筒に。理由はあとで。

 

6:保育の勉強をした学校で受けた授業の説明書(シラバス

 

私が苦労したのはこのシラバスです。

シラバスってなんですか?」

とオフィサーにメールで問い合わせをしました。

 

「授業を始める前に全授業内容について書いてある冊子をもらえるでしょう。あれです。」

 

あーーーー!あれか。もらえたような気がする!

でも卒業して10年。もちろんもう手元にはありません。

 

短大に問い合わせをして、シラバスが必要だと伝えました。

 

なんとこのシラバス。卒業証明書や成績証明書のように英語で発行することはできないということでした。

 

なぜなら200ページくらいあったから!!

 

200ページ。。。1ページ翻訳代1万円だとして。。。(翻訳会社、文字数によります)

 

200万!!!

 

払えない。そこまで価値がある?

でも諦めきれない。有資格者のプロとしてカナダで保育士に挑戦したい!!!

 

そう思って私がしたこと。

それはシラバスをコンパクトな表に書き換えること。

授業内容、教科書名、教員名、カリキュラムなどを記入する表を作り、内容を打ち込み、1ページ1科目200ページのシラバス

 

なんと6ページにすることができました!!!!

 

2-3か月かかりましたが。そしてそれを翻訳会社に出し、翻訳することに。

ちなみに翻訳会社。カナダのBC州公認の翻訳者でないとECEレジストリーは受け取りません、という指示があったので、自分で検索して、3社に見積もりを出してもらい、一番安いところにお願いしました。

 

個人でやっていらっしゃる方で、なんと翻訳代約300ドル!!!3万円程でやって頂けました!!!やったーーーー!感謝!

 

書類の話、どこまで話したかな。

 

最後⑦の推薦状。

こちらは

なぜBC州が外国人のあなたにわざわざ保育士資格を発行しなくてはいけないのか、

なぜ発行するべきなのかを証明するための推薦状です。

 

私はこの申請をしたのがバンクーバーでワーホリ中だったため、以前の職場の保育園の先生にお願いして書いて頂きました。

日本語で推薦文を書いてもらい、それを英語に訳して提出しました。推薦者本人が書くべきものなので、本人が英語で書いたていで提出しなくてはいけません。

なので、この翻訳はBC州公認の方にお願いする必要はなかったので、主人にお願いしました。

(はい、私、英語が堪能な日本人の旦那さんがいます)

 

推薦状には本人の手書きのサインと連絡先を記入しなくてはいけないので、

「万が一オフィサーから電話が来たら、よろしくお願いします」と伝えましたが、時差もありますし、電話がいくことはほとんどないそうです。

 

私が推薦状をお願いした先生は留学経験者だったので、「万が一は任せて!」という感じでした。

 

私が用意した書類についてはここまでです。

2018年4月の情報になります!

 

次は送付方法と、送付先の話をしたいと思います。

それぞれ書類の送付先と送付方法が違うんです。ひぇー。

 

ではまた。

 

 

Ayumi

10/20/2018 

 

 

 

 

 

カナダの保育士資格の取得まで1

こんにちは、Ayumiです。

 

早速カナダの保育士資格の取得方法についてお話します。

 

いろいろな方法があると思いますが、

 

外国人 (カナダでは私たち、日本人は”外国人”です)

ワーキングホリデービザ

学校に行く予算なし

学校に行く英語力もなし

 

こんな私はECE Registory【イーシーイー レジストリー】を使って保育士資格を取りました。

 

私がバンクーバープロの保育士として働くためには、バンクーバーがあるブリティッシュ コロンビア州の資格を取得する必要があります。

 

ブリティッシュコロンビアとは・・・日本でいう都道府県。バンクーバーブリティッシュコロンビア県 という感じです。

 

日本の保育士資格も各都道府県が発行するものなので、そこは日本と同じなので理解しやすかったです。

British Columbia, 略してBC州の保育士はEarly Childhood Educator (ECE) と呼ばれます。英語に問題がない方はBC州で保育士資格を取得するためのウェブサイトのリンクを貼りつけておきますので、ご覧ください。

 

https://www2.gov.bc.ca/gov/content/education-training/early-learning/teach/training-and-professional-development/become-an-early-childhood-educator

 

ここからは私のように自分で解読することが苦しすぎる方向けの情報になります。

上記にのせたウェブサイトに、「カナダ以外で保育士資格を取った人」はこれらの書類が必要ですよ~と全て記されています。

それを簡単に噛み砕いてお話します。

 

ちなみに先にお伝えしたいのですが、お金を払えば、これらの記入、申請を全て、留学エージェントや留学会社が進めてくれますので、予算に余裕がある方は、経験のあるエージェントさんにお願いするのも手だと思います。だいたい10万円程の代行手数料で引き受けてくれるそうです。

 

英語、特に読むことが苦手だった私は代行手数料をエージェントさんに払ってお願いしたのですが、最終的に自分で進めることになったので、今このようにお話できる程になっています。

 

私がお願いしたエージェントさんは手数料内でこれらのことをしてくれました。

・書類の記入

・送付

レジストリーオフィサ‐とのメールのやりとり

 

 

自分がしなくてはいけないこと

・書類の手配〈卒業した短大に成績証明書、卒業証明書を英語で発行、送付のお願い。申請書類の記入、送付のお願い)

・支払い

・電話問い合わせ

 

 

ん?電話の問い合わせ?と思いましたよね?

 

英語が苦手だからエージェントにお願いしたのですが、直接オフィサーに問い合わせをする場合は本人証明をする必要があるため、本人でないと問い合わせはできません。

電話問い合わせする必要がなければ、問題ありませんが、カナダのオフィスは一般的に(全てではないと思いますが)メールの問い合わせの返事が大変、ものすごく、日本では考えられない程、

遅い!!! です。

 

最悪の場合、忘れられます。

 

そんな状況を避けるためには電話が一番早いんです。これが私は一番ストレスでした。

 

 

 

 

10万円近く払っても、負担することになるかもしれないこの負担。

 

 

もしくは自力で書類の翻訳をしてくれる人を探す。

自分がわからない文面を翻訳してもらう。

(手間です。でも10万もかからないでしょう。)

そして書類の記入、送付を自分でする。必要なら電話もしなくてはいけない。

 

どちらが良いんですかね。

 

ちなみに私はお金を払い、代理の方にお願いしましたが、

資格を、ECEregistory もしくはカナダの郵便局に紛失され、

(そう、郵便物紛失ってことが起こるんです。日本ではありえませんね)

 

「届いてないので送ってください」とレジストリーにブルブル緊張しながら電話したものの、

「審査結果(資格)の期限が過ぎていますので、送れません。もう一度申請し直してください」

 

と言われたので、代理人の方に相談したところ、

 

「申請料を頂きます」

 

・・・・え?

 

 

「わかりました。自分でやります」となったわけです。

 

ここまでは申請するための手段を話させて頂きました。

 

自分でやるか、エージェントにお願いするか。

ウェブサイトも載せてました。

 

ちょっと自分でやってみようかな、と興味がある方、次のブログをご覧ください。

 

 

Ayumi

10/20/2018

 

カナダで保育士

こんにちは。Ayumiです。

 

友人の勧めもあって、今私がしていることを記録、シェアできたらと思い、ブログを始めました。シンプルにわかりやすく記録していけたらと思います!

 

簡単に自己紹介をさせてください。興味ない人にはつまらないトピックなので、簡単に!

 

日本で保育短大を卒業、保育士資格、幼稚園教諭免許を取得。

日本の私立保育園に就職。日本で保育士として8年勤務。ワーキングホリデービザでカナダへ渡加、いろいろあって、現在はカナダの永住権を取得し、バンクーバーに住んでいます。カナダで保育学校に通うことなく、カナダの保育士資格を取得し、現地の保育園にて勤務しています。

 

カナダへの永住の話、保育士資格取得の話、保育に関する話をしていけたらいいなと思っています。

 

よろしくお願いします!

 

Ayumi

10/20/2018